2008年05月16日
なまず08’5,7-8(ダブルヘッダー2試合目)
先の記事にも書いたのですが、
新たに開拓したポイントは、
多摩川などと比べると、
非常に小場所につき、
具体的な名前は伏せさせていただきたいと、
思います。
仮に、某県D川とします。
多摩川で3連続デコで
ちょっと納得が行かないといったこともあり、
Eと別れたあと、ひとりで
出向いた。
先日の釣行で、居るのは分かっていた。
もっと言えば、ある恐怖の体験が
ここに大物を期待させる要素を
暗示していることもあった。
恐怖の体験・・・
それはこのD川そばでの話しだ。
ずいぶん昔の6月のある晩、
雨の中、ここからさして離れていない、
田んぼの中の1本道を車を走らせていた。
深夜の雨、対向車も無く、見通しが悪い。
何か白い影でもあれば、
間違い無く“霊”なんじゃないか・・・
そんな予感を匂わせるような道だ。
怖くてバックミラーを覗けない。
濡れた髪の女の人でも後部座席に座っていたら、
田んぼに突っ込みそうだ。
梅雨時の湿度の高い感じが、
いっそうそんな気分を盛り上げる。
「?」
違和感は、ハンドルより伝わった。
濡れた手が滑った、“ヌルッ”っと、した感じ。
神経が研ぎ澄まされる。
雨で視界が悪い。中央車線も見づらい。
(ぷちっ)「?」
(ぷちぷちぷち)「???」
(ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷ・・・)
何の音だろうと、思った瞬間・・・道が、
歪んだ様に見えた。
すぐに悟って、ブレーキを踏む。
すべる。
ハンドルには、ぬるっとした感じが
今度ははっきり伝わった。
ヘッドライトに照らし出される道は
雨の路面からの跳ね返りで白くもやって見えるのだが、
時折そこが動く。
背中に生暖かい水が滴り落ちたような感触。
鳥肌が立った。
目の前に見える路面に、何千、
いや、何万?埋め尽くすように
小さな蛙。
どれくらい考えただろうか?
一瞬だったかもしれない。
深く考えることを拒否してしまっている。
ゆっくりと走り出す。
(ぷちぷち)
(ぷちぷちぷちぷちぷち)
ハンドルが取られる・・・
気が狂いそうだ・・・
通り抜けるのに数分の道のりが、
何時間もかかったような気がした。
しばらくは何ものどを通らなかった。
10年は前以上のことではありますが、
D川はそんな、蛙が居る田んぼの
すぐそばの川である。
ストックされる魚の量は少ないかもしれないが、
思わぬ大物も期待できるのではないか?
予想はファーストキャストで確信へと変わるわけなのですが、
先日激しいバキュームのあった、
見るからに、ナマズポイントと
いえる場所に撃ち込んだ。
ばんっ!!
一発だった。間髪入れずあったバイト共に、
ロッドがしなる。
捲けない!右へ左へと泳ぎ回る。
誰だったか、なまずなんてゴミ袋を引きずるような引きで
面白くないといったのを聞いたことがあるのだが、
そいつは、こういう奴に出会っていない不幸な奴に違いない。
非常にリッパなファイトである。
おまけにスタミナもありやがる。
なかなか寄らない。
相当な大物を、感じさせた。
多摩川のように引きずり上げることは、
護岸の高さからいい、不可能。
じっくりスタミナを使わせて、
腹ばいになりラインを手繰りながら、
キャッチャーを持った手を伸ばす。
巨大な頭。
多摩川でもこんなに大きな頭の奴に出会ったことが無いかも・・・
こぶしが入りそうな下あごにキャッチャーを掛ける。

自己記録更新の、73。
思ったよりスリム。
多摩川のめたぼな、ナマズに比べると、
引き締まって見える。
何しろ、多摩川でこのサイズだと、
載らないと思っていた自作スケールに
しっかり載る。
多摩川3連続デコを忘れさせるに十分な
1本でした。
その後は短い時間で2バラシで
大体の魚の濃さも理解できました。
しばらくは、こちらに通おうと
心に決めていた。


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新たに開拓したポイントは、
多摩川などと比べると、
非常に小場所につき、
具体的な名前は伏せさせていただきたいと、
思います。
仮に、某県D川とします。
多摩川で3連続デコで
ちょっと納得が行かないといったこともあり、
Eと別れたあと、ひとりで
出向いた。
先日の釣行で、居るのは分かっていた。
もっと言えば、ある恐怖の体験が
ここに大物を期待させる要素を
暗示していることもあった。
恐怖の体験・・・
それはこのD川そばでの話しだ。
ずいぶん昔の6月のある晩、
雨の中、ここからさして離れていない、
田んぼの中の1本道を車を走らせていた。
深夜の雨、対向車も無く、見通しが悪い。
何か白い影でもあれば、
間違い無く“霊”なんじゃないか・・・
そんな予感を匂わせるような道だ。
怖くてバックミラーを覗けない。
濡れた髪の女の人でも後部座席に座っていたら、
田んぼに突っ込みそうだ。
梅雨時の湿度の高い感じが、
いっそうそんな気分を盛り上げる。
「?」
違和感は、ハンドルより伝わった。
濡れた手が滑った、“ヌルッ”っと、した感じ。
神経が研ぎ澄まされる。
雨で視界が悪い。中央車線も見づらい。
(ぷちっ)「?」
(ぷちぷちぷち)「???」
(ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷ・・・)
何の音だろうと、思った瞬間・・・道が、
歪んだ様に見えた。
すぐに悟って、ブレーキを踏む。
すべる。
ハンドルには、ぬるっとした感じが
今度ははっきり伝わった。
ヘッドライトに照らし出される道は
雨の路面からの跳ね返りで白くもやって見えるのだが、
時折そこが動く。
背中に生暖かい水が滴り落ちたような感触。
鳥肌が立った。
目の前に見える路面に、何千、
いや、何万?埋め尽くすように
小さな蛙。
どれくらい考えただろうか?
一瞬だったかもしれない。
深く考えることを拒否してしまっている。
ゆっくりと走り出す。
(ぷちぷち)
(ぷちぷちぷちぷちぷち)
ハンドルが取られる・・・
気が狂いそうだ・・・
通り抜けるのに数分の道のりが、
何時間もかかったような気がした。
しばらくは何ものどを通らなかった。
10年は前以上のことではありますが、
D川はそんな、蛙が居る田んぼの
すぐそばの川である。
ストックされる魚の量は少ないかもしれないが、
思わぬ大物も期待できるのではないか?
予想はファーストキャストで確信へと変わるわけなのですが、
先日激しいバキュームのあった、
見るからに、ナマズポイントと
いえる場所に撃ち込んだ。
ばんっ!!
一発だった。間髪入れずあったバイト共に、
ロッドがしなる。
捲けない!右へ左へと泳ぎ回る。
誰だったか、なまずなんてゴミ袋を引きずるような引きで
面白くないといったのを聞いたことがあるのだが、
そいつは、こういう奴に出会っていない不幸な奴に違いない。
非常にリッパなファイトである。
おまけにスタミナもありやがる。
なかなか寄らない。
相当な大物を、感じさせた。
多摩川のように引きずり上げることは、
護岸の高さからいい、不可能。
じっくりスタミナを使わせて、
腹ばいになりラインを手繰りながら、
キャッチャーを持った手を伸ばす。
巨大な頭。
多摩川でもこんなに大きな頭の奴に出会ったことが無いかも・・・
こぶしが入りそうな下あごにキャッチャーを掛ける。

自己記録更新の、73。
思ったよりスリム。
多摩川のめたぼな、ナマズに比べると、
引き締まって見える。
何しろ、多摩川でこのサイズだと、
載らないと思っていた自作スケールに
しっかり載る。
多摩川3連続デコを忘れさせるに十分な
1本でした。
その後は短い時間で2バラシで
大体の魚の濃さも理解できました。
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