水面お気楽フィッシング♪

何をやってもだめだと言う日がある。
（私にとってはここ2週間ずっとそんな感じですが）
今私が使用しているルアーで、
この東山湖で釣れると言う人がいたら、
私はその人のことを、神と崇めるだろう！

はい、そのくらい魚から反応がありません。

前回はもう少しルアーに反応する、
追う魚の姿が見れたぞ！！

まったく反応する姿が見れないわけではないが、
それにしても厳しい。

手はないこともない。
車に戻って、湾岸シーバス用のスピニングタックルにして、
ロングキャストをしたり、少し小さいミノーや
ロングリップのミノーを試してみるという手もあるし、
ライトトラウトタックルを持ち出して、
こますと戯れ癒してもらうということも出来る。

―が、ノリーズ６３０ＭとメタＭｇＤＣの組み合わせが、
それを許してくれない。
95＆110あたりのミノーを、
この組み合わせで投げるのが
楽しいのだ。

Ｋｅｅｐ　ｃａｓｔｉｎｇ！

ハンドルを握るのが楽しい車を
運転するのが楽しいといった感覚。

まぁ、それにしたって、本当の楽しさは
魚が釣れてこそなのだが、
ここで、車に戻ってタックルを換えて釣れても
個人的にはファンな釣りをしたとは言いがたい。

もう少し頑張れば釣れるかも知れない。
頑張って釣れれば、より大きな充実感を味わえるかもしれない。
そう考えると、車に戻る選択は
あまりに安易な選択と思わざるおえなかった。

断っておきますが、
東山湖が釣れないといったことではない。
ブラウンもニジマスも
５０アップこそ釣れていないだけで、
釣れてはいます。
目的の魚、イトウだけが
目前の水中を悠然と泳いでいくのであります。

連続トゥイッチでブラウンが釣れ、
スローリトリーブでニジマスが釣れる。
やっていることは、案外はずれていないと、
思いたい。

が、19時をまわったあたりで、心が折れた。
トイレに行きたかったもあり、
事務所に顔をだして、
安藤さんと話し込むのに夢中になってしまい
終了時刻になってしまった。

まぁ、降参したって訳です。

今回もイトウ・でこ･･･
年内に一匹ぐらい獲れるであろうか？
って、東山湖に行けるかどうかも怪しい。

なんにしても、次回は早朝からと
なりそうだ。

本日の成果はこれだけって感じ？




東山湖からの帰り道、心はすでに
湾岸シーバスへと向いていた。

今日だって大潮である。
ちょうポイントに着くころは
干潮の潮止まりの時間。
まぁ、あまり他のアングラーが居る時間とは、
思えません。

潮が上げ始めるのは、日付が変わるころだな。

湾岸シーバスのいつもの
ポイントの護岸に立ったとき、
いつも水中にあるような
ストラクチャーやブレイクのラインまで
すっかり水位が減ってむき出しとなっていた。

明暗の潮が動き始めたら一番になるだろうポイントに
入った。
他にアングラーはいないので
好きなところで釣りが出来る。

最初のうちは、先ほどまで東山湖で使用していた
ベイトタックルを使用していた。
かっこつけていたわけではなく、
場の状況がこんな状態なら、
根ズレに強いナイロンのほうが
良いと思ったからだ。

人が現れた。
あまり離れていないところで、
水面を懐中電灯で照らして
何かを探している。
例のオヤジだ。
根がかりして放置されたルアーを
拾って歩いているのだ。

ちょっと迷惑だとは思ったが、
ルアーを拾って歩くこと自体は、
悪いこととは思わない。
そのまま放置されるよりかは、
何ぼかましである。

私も根がかり放置ルアーは
出来る限り回収するように
しているし、
自分では根がかりしないように心がけている。

仮に根がかった時のために
ウェーダーも回収用の網も
車に用意している。

そりゃぁ、どうしてもとれない事もあります。

出来るだけ自分の寸前で根がかったルアーを
回収するのは、一時的にポイントがつぶれても
最善の努力をするのが
義務と心得ている。
（まぁ、もちろん他に釣り人がいたら、
迷惑に思う人もいるであろうから、
あきらめることもあります）
（なんて、書いておりますが、
ただたんにせこいだけと言う噂もちらほら･･･）

そういう意味では、
オヤジのやっていることは、
悪くないのだ。（と、思いたい）
懐中電灯であちらこちら水面を照らされるのは、
気になるが、我慢しようと思う。

ひとしきり拾い終えて気がすんだのか、
どこかに消えてくれた。
まとわりつかれなくて、
ほっとしました。

（しかし、あの拾ったルアーたちはどうなるのだろうか？）




エピローグ

いつもの、スピニングタックルに持ち替えた。

じわじわと水位が上がってきている。
もう、さっき立っていた所は、水の中。
向かい風が強くベイトタックルでは
辛い状況ってこともありますが、
このポイント、向かい風のときのほうが
釣果が出るような場所なのだ。

速めにスイッチして、そのときが来るのを
待とうと思った。

ルアーはアスリート１０，５Ｆ・ＤＥＡＤＦＬＯＡＴ。

足元の水がチャプチャプいう。

潮が動き始めた。



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