水面お気楽フィッシング♪

先日、私の住む熱海の街にも
計画停電の順序が廻ってきた。
夜の７時に電源が落ち
あの日の前日までは夜景の美しかった街並みも、
暗く静寂に包まれている。

それにしても俗称「ヤシマ作戦」とは
うまいネーミングを考えた人がいるものだ。
（実際には節電を呼びかける呼称のようではあるが）
アニメの中で日本中の電力を集め
敵（使徒）を攻撃するポジトロンライフルのエネルギーとする話は
私でも知っている。
日本国存亡の危機に際してのネーミングとして
これほどぴたりと当てはまる名前も無いであろう。

この暗闇は災害にあった方々への
祈りの時間なのかもしれない。
日ごろお気楽な私ではあるが、
例えとして正しいのか分かりませんが
おごそかな気持ちになる。

先ほどまでニュースに流れていた
被災者のこと、
人の他にも犬や猫や鳥や
熱帯魚などのペットにも
思いを通わせる。

人命第一と考えれば動物たちは二の次であろう。
戦時中上野などの動物園で
猛獣などの動物たちを殺さなければならなかった
事実を思い出したりする。

被災者の方々が不自由な生活をしている中
安全なところで傍観している私などが
被災地の動物達のことを考えるなど、
不謹慎な事なのかもしれませんが、
それでも出来るだけ不自由な事が
無ければよいなと、思う。

日ごろより夜釣りを楽しむ私は
装備的には万全で、
その気になれば２・３時間ぐらい
なに不自由なく動き回れますが、
バッテリーを無駄遣いすることなく
静かに時が過ぎるのを待った。
祈りの時間なのだから・・・（無宗教ですが・・・）


まぁ、なんて神妙な気持ちではあったわけですが、
まるで釣りで使用するリールのように
手回しで充電しながら使用できる
懐中電灯を片手にトイレに向かって
廊下の扉を開けて愕然とした。

明るい！

玄関の外、マンションの廊下から
煌々と明かりが差し込んでいる。
何事かと思って外に出てみると
マンションの廊下の電灯が
点いているのである。

停電時緊急避難用バッテリー内蔵蛍光灯。






こんなにも明るい必要があるのか？
って、思うくらい明るい廊下。

せっかくの神妙な気持ちも台無しというか、
猛然と申し訳ない気持ちになった。
こんなにも恵まれている事を
実感した。




消防法で決まっている事とは思いますが、
いかにも天下りが関連していそうな
避難“非難”看板。





これをがちで使用する日が来るなど
想像もしなかった、貰い物の懐中電灯。
けっこう使えるって言うか明るく照らせます。






当時の彼女（だいぶ昔）からのプレゼントですが、
もらったときは怪訝そうな顔をしてしまった自分が
今は恥ずかしい。

こういうものは、やっぱり“右巻き”なのね。

サンダーバード４号のようなフォルムで
意外にかっこよいかも。
手回しでラジオも聞け携帯も充電できる
機能もついている。



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