水面お気楽フィッシング♪

以前、なんとなくテレビの情報番組を
眺めていたら、
家庭用水周り・トイレ器具などで馴染み深い
ＴＯＴＯの便器が紹介されていた。

その便器、サイレントサイホンシステムと言う名の
新技術が搭載されていて、
トイレの水を流す音が、静かなそうだ。

ＴＯＴＯのウェブサイトを見ると、
詳しく解説が載っていて、
こちら⇒http://www.toto.co.jp/products/toilet/t00030/top.htm
サイトの動画で、
その音を聞き比べてみると、
けっこう興味深く面白かった。

要するに便器の水を流す音が
“汚い音”と大きな音で聞こえるのは、
水と一緒に空気を吸い込むからなのだそうで
その新システムは特殊な機構を付けて
従来商品より空気の吸い込みを減少させることに
成功した商品と言うことだ。

良い商品を開発するために
些細なことにも気を配る、
日本の技術者の執念を感じるような
“物”である。



私なんかは、ぼんやりと感心しながら
その番組を見ていたわけですが、
オートバイ屋の社長も偶然、
同じ番組を見ていたらしい。
そしてそこからの行動が
まったくと言って違うのである。

オートバイ屋社長はその新商品の便器より、
なぜ汚くて大きな音が出てしまうか？
そのメカニズムに注目した訳だ。
おそらく翌日の午後、
何日かぶりにバイク屋に顔を出した私は、
大雑把に削られた木片を手渡された。

「リグを付けて、ちょっと試してみてくれない？」

同じ番組を見ていたのに、
その“汚い音”で大きな音が出るメカニズムに注目して
ハンドメイドルアーに応用してみていた。

こういうところ、本当に“敵わない”。

音に注目してナマズ釣りを楽しんでいるのは
私のほうなのである。

















風の国ハンドメイド“汚い音”試作機










試しに作ったものなので、
雑な仕上がりですが、
機能的には、目を見張るものがある。

空気と水をボディの穴の中に
一緒に取り込み排出させ
“汚い音”が出る構造に
“ちゃんと”なっているのである。









実は、せっかく手渡されていたのに、
私はすっかりその存在を忘れていて、
けっこう時間がたってしまっていたのですが、
タックルボックスの中に放り込まれていた、
その木片を見かけて、思い出し、
適当にリグを付けて、他のルアーと一緒に
昼間フィールドテストを最近してみたわけです。










期待したほど、大きな音が出るわけではないのですが、
確かにフィールドの小川のせせらぎとは違う
異質な音をロッドワークで出すことが出来る。
意外なことに、ボディを傾けロールさせながら
ドッグウォークが得意で、
普通にペンシル（？）として使えそうなことに、
驚いた。

タメを作るようなジャークで、
サイドのスリットが効かせて
ダイブさせることも可能。
その時、かなりイメージに近い“汚い音”が出る。

回収するように巻くと
耳には届いていないのですが、
その存在をアピールするように
音が出続けているらしく、
底から突然現れたナマズが
ルアーを跳ね上げヒットした。

これには正直驚いた！

他のルアーもテストしていた
その場所で、唯一のヒットなのだから。

しかも昼間。
過去に昼間にナマズがヒットしたことが
ないわけではないが、
これで俄然、私のやる気が上がった訳です。
（なにしろそれまで素だったその木片を、
自宅に戻り、ウレタン加工したのだから、
その衝撃をご理解いただけると
思う）






おそらくこの状態でも、
夜なら普通にナマズを釣ることは可能。
煮詰めれば、もっともっと面白く仕上がりそう！！

いやはや、同じ番組を見ていたにもかかわらず、
そこで得たイメージをすぐに形にするオートバイ屋社長と
いただいた木片を忘れてしまう私と、
“才”の違いを痛感する出来事だったのでした。



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いや、文中のトイレの流す音にちなんで
「プリプリはかせ」の動画を探していただけなんですが、
久しぶりに見ると、凄いなこの番組。





この頃子供だったルーガちゃん（小出由華ちゃん）が
凄い巨乳美女に成長していて、
時代の移り変わりを痛感してしまいますね！！