2010年08月31日
蛇にピアス (“凄い”と感じる)
もちろん最初は若い美人女優が
惜しげもなく脱いでいると聞き、
興味本位で観た訳だ。
オヤジ心丸出しの、すけべな気持ちで見たわけだが、
ふんだんに出てくる女優の裸やSEXシーンより、
興味を奪われたのは、
とてつもなく病んでいる主人公の心や、
それを演じきった吉高由里子にである。
そういう意味で、この作品
ちゃんと映画としてけっこう気に入っている。

芥川賞を獲った原作に、蜷川幸雄が監督して
生まれたこの作品、正直に言って
まったく理解が出来ないのですが、
とんでもなく噛み合わない3人の登場人物の気持ちや、
孤独や絶望がけっこう痛い。
それにしてもこの3人の演技は
凄く良いと思います。
まったく理解不能にも関わらず、
なんか凄いものを見せられているような気分になり、
ぜんぜんいやらしい気分にならない。
吉高由里子は美しい体を存分に
見せてくれるのに、
病んだ内面が気にかかる。
変な話、芸術的な絵画で裸体を観た感覚に
近いのですが、作品が芸術的かと問われれば、
それもまた違う感じがする。
難解なのだ。
いったいどうして、これほどまでに
自分を傷つけてしまう人間が
出来上がってしまうのであろうか?
作品中では明かされないし、
結果も出ない。
あるのは病的な心の闇である。
とても、淋しい。
何度見返しても分からないのですが、
この作品じつは傑作ではないかと思っている。
吉高由里子は、心底、素晴らしい女優なのかもしれないと、
それ以来ずっとそういう目で見ている。
(初主演にしてこの演技を引き出した
蜷川監督が凄いともいえる)
私自身にこの作品を読み取る力が無いのが、
残念なのですが、凄いと感じる。
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