2009年12月31日
「アバター」を観て参りました。
アラン・グラント博士役の
サム・ニールが見上げる先に、
首の長い大きな恐竜が
草を食むシーンを見て、
思わず感動して
涙を流したことがあります。
CG・コンピューターグラフィックで
画面の中に創造された恐竜が、
何の違和感を感じることなく
画面の中に確かに居た。
スピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」を
観に行ったときの話です。
それからたったの16年後、
技術の進歩が新たに
こんな世界をみせてくれることになるとは、
思いもしませんでした。
「アバター」の世界を体験した。

びっくり箱の様に、
飛び出すことが売りの
3-Dの映像と思いきや、
そういったベタな演出はほとんどなく、
画面の奥行きを拡げる様に利用して
ある意味押さえた演出をしていたのには、
好感が持てました。
それでも私の目は近い物や
遠くの物の距離感を
目で追ってしまうため、
けっこう疲れたのですが、
この映画かなり計算されていて、
自然にその3-D独特の違和感に
早く感覚をなじませるように
気を配られている感じがしましたね。
そして、なんと言ってもこの映画の見所は、
モーションキャプチャーの見事さ。
それによって取り込まれたキャラクターを
違和感なく見せるための、
3-Dといった映像でした。
突いてしまえば、
突っ込みどころは
無いわけではありません。
しかし、したり顔で
作品の隠されたテーマの
痛烈な皮肉や批判を
論じるのは、
こういった作品では、
野暮って言う物でしょう。
この画像を生かすために、
「ポカホンテス」や
「ダンス・ウィズ・ウルブス」のような
人類が原住民を駆逐するといった、
後味がけしてよくないストーリーしか、
用意出来なかったのか?
と、いった感じがしないでもありませんが、
それを差し置いても余りある体験を
させてくれる作品といっても
よいでしょう。
いやーまぁ、凄いもんを作ったもんだ。
キャメロン監督の発想と手腕に
驚かされました。
¥300円よけいに払っても、
3-Dで、もちろん劇場で観賞する事を
お薦めいたします。
映画情報などはこちら↓

オフィシャル・サイト
http://www.avatarmovie.com/
http://movies.foxjapan.com/avatar/
TRAILER
Posted by ばるたん (V)o¥o(V) at 03:06│Comments(0)
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