水面お気楽フィッシング♪

前回のワールドベースボールクラシックの決勝戦
大事な所で大会中不振だったとはいえ、
過去１０年で最も安打を放っている世界最高の打者
イチローに打順が廻ってきた所に、
結果はともかく日本には“ツキ”があると思ったものだ。
当のイチロー本人も「この場面で打ったら、
俺って“持っている”」と、思ったというのだから、
恐れ入ってしまう。

そういう意味では野球に比べサッカーの日本代表は
“ツキ”がないと思う。

よく言われる“ドーハの悲劇”は、
その最たる試合で、
今じゃ考えられない１０日間で４試合といった
スケジュールの最終戦、
ロスタイムに同点に追いつかれたのは、
その後の日本サッカーの進歩の
成長を遅らせたのは間違いない。

アトランタ五輪で“マイアミの奇跡”といわれる、
ブラジル戦勝利にしても、
そのグループリーグの戦いを
得失点差で決勝トーナメントへ進めなかったのも、
かなり痛い出来事だったと思う。

まったく“ツキ”が無かった訳でもない。
フランスワールドカップの予選で、
アウェーのウズベキスタン戦。
ほとんど負け試合の終了間際に
パワープレーで同点に追いついたのは、
“フランスへ行っても良いですよ”と、
神が微笑んだ瞬間だったかもしれません。

そういう“ツキ”といった、
不確かな基準で今のサッカー日本代表を
測ってみると、
やはり“ツキ”が無いと思ってしまう。

その最たる例は前オシム監督が
倒れてしまったことだと、
今更ながらに思ってしまいます。

代表のサッカーは国のサッカーの指針です。

―が、コートジボワールとの練習試合は
合宿の疲れのせいかリズムが悪かったことを
差し引いても、
まとまりが無い散漫な試合で、
選手交代などのベンチワークも
何がしたいのか伝わらないものでした。
（憲剛は調子良さそうですね）






最後は神頼みって分けではありませんが、
今年に入ってから、
フランスワールドカップ予選中のような
“ツキ”の流れを変える“一手”を協会には
期待していたんですが・・・



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