湾岸を漕ぐ
「
湾岸の新兵器」からのつづき
カヤックは初めてだが、
正直に言って変な自信はあった。
私は自分で言うのもなんですが、
とにかく器用貧乏なほうで
体を使う初めてのものには比較的強いほうだ。
―が、なまじ起用に何でもこなすくせに、
上達に反復練習が必要な物は弱い。
アプローチ後、友人が丁寧にレクチャーしてくれた後は、
操作にそんなに手こずることは無かった。
むしろカヤックって言うのは
その辺をうろちょろする分には
かなりとっつきやすい乗り物といえるでしょう。
そして意外なほどに速い。
正直言ってアプローチポイントから近い場所から
動かないで居るものだと思ったら、
あっちが実績ポイントといわれたあたりは、
かなり遠く見えました。
ついて行ってみるとそんなに時間もかからずに
辿り着く。
かなりの機動力です。
漕ぎ始めて30分もした頃には、
欲しいものリストの一番上に来るくらい
気に入りました。
―が、釣りの方はさっぱりでした。
トップ系サブサーフェイス系、
少なく絞ったルアーはフローティングばかりを
積んできたのですがこれがはずれ・・・
ここは良さそうと思うポイントでも
まったく反応がありません。
唯一反応があるのはアスリート9S。
たった一つのシンキングをキャスト後
かなり沈めてのリトリーブ時で、
深いところで何かがぶつかってきている
といった感じです。
なんかルアーに反応する小さい魚が居るなーと思いながら、
自分としては我慢の釣りとなってしまいました。
何か変化はなかろうか?と、
風の当たるところ、
風裏、流れの筋が見えるところなどを
狙って動き回りますが、
表層系には、まったく反応がありません。
アー、こりゃルアー選択誤ったよ。
そのうちに活性が上がるかなと思いましたが、
そんなことも結局ありませんでした。
まぁ、まったくの坊主って訳じゃぁないんです。
実は5匹ぐらい釣れたのは釣れたのですが、
こんなの釣ったらマイナスでしょうって言うくらい
今まで釣ったシーバスの中では最小サイズを更新するサイズで、
写真をのせるのもはばかられるような
おチビさんたちです。
―でも、ぷかぷか浮きながらの釣りは
釣れなくても楽しい。
今まで出来なかった、
自分でポイントを絞って移動を繰り返していく
釣りが出来るのが、
なんともいえず新鮮です。
この夜景が見れるだけでも、価値があるかも。
遠く霞む光の摩天楼。
次から次に色を変える観覧車。
日常からは見ることがない低い視線からの夜景は
コンクリートと電球の作り物と分かっていても
充分美しかったです。
また来よう!
そう思わずにはいられない、
新しい経験でした。
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ばるたん(V)o¥o(V)の本日の1曲
名盤「SEVENTH AVENUE SOUTH」から、もう1曲。
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