RC30

ばるたん (V)o¥o(V)

2008年01月06日 15:37

VFR750R 通称RC30


今まで所有した中で、
最も速かったバイク。

非日常の世界へ、ようこそ!って、感じでしたね。
HRCのベーシックキッドが付いていて、
メーターなんて280だか300だかまでふってあり、
(正確に憶えてません)
場所によってはそのメーターの数字の書いてないところまで、
針が簡単に動きます。
その世界を見ようとすると
ほんの少しの短い時間で
ものすごい距離を走ることになります。
あるスピードを超えると、
メーターを見る余裕がなくなります。
吹け切ったときにチラッと見るのがやっとの状態。





はっきり言って、




よく生きていたもんだ!と思います。




ちょっといきがって走っている
トップスピードの全開べた伏せの250や400なら、
体を起こしたまま、隣に並び余裕で、追い越せます。
実は、この限定販売のバイク、
バイク屋の常連、身内のような人たちで
7台も持っていたので、当時250だった私は、
遊びに出かけると、散々からかわれた経験があります。
とにかくもう当時はむちゃくちゃ速いバイクだった訳であります。


へたれだった私は、試験場では限定解除がとれず、
教習所で限定解除の免許を取ったわけなのですが、
その資格をえたときに、友人より
このバイクを購入しました。

それからしばらくは、
「湾岸MIDNIGHT」のマンガのような世界。
マシンの性能に中毒(ジャンキー)になってましたね。
で、毎日怖いと思いながらそれでも乗っていました。




そんな日々は突然、終わりがきます。



下道で軽自動車に突っ込み
直すことなく手放しました。
(どこか、心のすみで、降りたかったのかもしれません)




お金を出せば、速いマシンを手に入れることは
今でも可能です。
あのスピードを味わったせいか、
何に乗っても満足しない自分も居たりします。
でも、もう、こういう本物には乗れませんね。


東山湖で釣りをしているときに、
爆音を響かせながら
乙女を駆け上がるバイクの音を耳にすると
今でも不意にあの緊張感が思い出されます。







   30と私












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